ずば抜けた映画だ。この理不尽極まりない地獄から 人間がいかに神秘的な生物か 浮き彫りにしてくる。人間は素晴らしいよ!
誤った国家による被害者が加害者となっていく描写に身震いした。少年少女達の収容所での成長譚に救われた。 映画とは人を救うために創られることを再認識した。清水ハン栄治監督の偉業は余りにも尊い。 どうかお子さんを連れて劇場に家族で観て頂きたい。
苛烈の隙間に見えた満天の星空と、壁に貼られた花びらの鮮やかさ。 自分がいかに大切なことから目を逸らして生きているかを思い知らされた。
監督は北朝鮮の強制収容所にいる12万人を本気で救おうとしている。真実を伝え、人々を動かそうとしている。そのために彼が選んだのは「超一流のエンターテイメントを作る」という方法だった。心を揺さぶられまくりました。
「夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か…」 北朝鮮で、それも収容所の中で日本語の歌なんて? いえいえ、十分あり得ることなのです。
「愛の不時着」にハマった人は必見! あの世界をより深く理解するためにも、知らねばならない真実がここにある。